ぎんぶなのうえんについて

コンセプト

こどもがあそびまなべる農園として

現代のこどもたちにも、おてんば放題、わんぱく放題にあそびながら、多くの気づきやまなびを得て、将来は社会起業家の大きな夢をもってほしい。そんな思いで、能勢町の3アールほどの休耕地を開墾することから、能勢・ぎんぶなのうえんの教育農園づくりははじまりました。

植物や自然の生きものが大好きなこどもたちの目線で、お花摘みやナチュラルガーデン探検、野菜の収穫でわくわくできる農園を目指して造成していますので、ぜひとも、親子連れであそびにきてほしいと願っています。

パーマカルチャー文化の創造・発信拠点として

パーマカルチャーとは、文字どおり、持続可能な農業のことです。加えて、それに付随する生き方や暮らし方を指します。本来、農業とは、自然と調和しながら、里山特有の自然環境を育むもの、そんな農業のあり方について、原点に立ち返って考えることを大切にしています。

例えば、自家採種が可能で、永続的な継代栽培が可能な固定種(伝統品種)や原種といったオープンソース品種の選定や農業副産物の全量堆肥還元、リービッヒの農業哲学に基づく適切施肥による地力向上、化学合成農薬を使用しないIPM技術の実践的研究開発などに取り組んでいます。

リベラル園芸文化の創造・発信拠点として(花卉)

園芸とは、植物そのものの「好き」をかたちにする、とても素敵な市民活動です。本来、園芸は、見た目や装飾にとらわれないもの。そんな、植物の「ありのまま」の姿を楽しむ園芸がリベラル園芸(リベラル・ホルティカルチャー)です。植物本位で考え、あえて人間都合で着飾るようなことをしない。そんな、真の植物好きが、肩肘張らない自由を感じる園芸を実感していただけるよう、能勢・ぎんぶなのうえんでは取り組んでいます。

ガストロノミー文化の創造・発信拠点として(野菜・食用作物)

ガストロノミーとは、食文化に関する学術的アプローチのこと。教育農園(アカデミック・ファーム)である能勢・ぎんぶなのうえんでは、食味に優れた選りすぐり品種のオープンソース野菜のポテンシャルを最大限に引き出すガストロノミー文化の創造・発信もセットで取り組んでおり、農業そのもののブランド価値の向上を目指しています。

例えば、本場のイタリアンにこだわるイタリアンシェフが欲しくてしかたがないような、本場イタリアの伝統品種を厳選し、実際に栽培することで、日本国内では入手が非常に困難な本場イタリアの野菜を、求めるイタリアンシェフに直接お届けできるような取り組みや、野菜料理と合うお酒の嗜み方の提案の取り組みなどを行っています。

生産品目(花卉)

能勢・ぎんぶなのうえんで生産・植栽している植物はすべてオープンソース品種(原種・育成者権がない固定種)です。安心して園芸の醍醐味を最大限に味わっていただくことができます。

※注意:育成者(育種者)権が所在するクローズドソース品種を、育種者に無断で繁殖した株を第三者に譲渡する行為は種苗法違反となり、処罰の対象となります。近年、園芸店などで販売されている花などの苗は、クローズドソース品種のものが多くなっていますので、品種名や育成者権の有無をご確認のうえ、十分ご注意ください。

ご来園の心得

能勢・ぎんぶなのうえんは、非営利で運営されている、会員制の教育農園です。能勢・ぎんぶなのうえんへのご来園・ご利用には、総合アカウントの銀鮒の里アカウントが必要となっております。銀鮒の里アカウントは、いつもご利用のメールアドレスのご登録のみの簡単手続きで、どなたでも無料で取得いただけます。ご来園をご希望の方は、銀鮒の里アカウントの取得時にご案内の方法により、必ずご予約のうえでご来園ください。

近隣には民家もございます。里山の閑静な生活環境を守るため、会員予約制とさせていただいております。近隣へのご迷惑となりますので、無断(ノンアポ)でのご来園はご遠慮ください。(警察署が定期的に巡回パトロールをしております。)

専用駐車場はございません。ご来園の際は、徒歩・自転車、または公共交通機関(電車・バス)をご利用ください。

能勢・ぎんぶなのうえんは観光農園ではありません。山間の能勢特有の気象状態の急変(突風・局地的な降雨・激しい冷え込みなど)やヘビ・スズメバチ・ブヨ・マダニ等危険動物出没の可能性もあります。できるだけ対策のアドバイスはさせていただきますが、服装や履物等の用意や防護は来園者各自の自己責任でお願いします。

植物防疫にかかる注意事項

能勢・ぎんぶなのうえんでは、タバコモザイクウイルス(TMV)感受性の品種を栽培しております。TMV感染防止の圃場衛生管理上、また、他の来園者や近隣環境への配慮の関係上、喫煙者(喫煙習慣のある人)のご来園は固くお断りします。

能勢・ぎんぶなのうえんでは、芽切り鋏の植物ウイルス不活化処理(塩基性リン酸ナトリウム溶液浸漬または火炎)を行うなど、植物防疫対策を徹底しております。芽切り鋏など、植物を切る際に用いる刃物は、当園で用意したもの(植物ウイルス不活化処理済)をご使用ください。お客様が持ち込みの鋏等を使用の場合、必ず事前に塩基性リン酸ナトリウム溶液浸漬処理を行っていただきます。

当園の植物の取り扱いに関しては、必ず植物防疫上の指示に従っていただきます。お客様が指示に従わなかったことが原因で、当園の植物に植物病原性ウイルスや植物病原性微生物に感染させた場合、当該のお客様に対して、損害賠償請求をさせていただきます。

コミュニケーションボードをご覧いただいた方へのご案内

能勢・ぎんぶなのうえんの入口付近に設置した公式のコミュニケーションボードへの掲載内容にお気づきで、その内容をお読みいただいた方は、その掲載内容に従ってお問い合わせください。

なお、コミュニケーションボードの特性上、コミュニケーションボードへの掲載内容に関しての、オンラインでのお問い合わせや、掲載内容のSNSや電子メール等での拡散、その他の手段による当園に無断での拡散行為は固くお断りしておりますので、ご了承ください。

アクセス

行ってみると意外と近い、能勢・ぎんぶなのうえん。四季の風を感じながら自転車で行くのがおすすめです。

自転車でご来園の場合

豊中・池田から

豊中・池田からは、国道176号線を池田市の国道173号線起点まで進み、国道173号線を道なりに北上。甘露寺から前川橋前までは、兵庫県道68号線で、前川橋から井補野までは、国道173号線旧道(北摂里山街道)に迂回してください。国道173号線の井補野から能勢トンネル(大阪府境)までの区間はそのまま北に走ります。能勢トンネル・能勢第二トンネルの区間は、路幅狭小で危険なため、側道に迂回してください。
豊中から約26km、所要時間約3時間
池田から約20km、所要時間約2時間30分

猪名川町から

兵庫県道68号線を東に走り、能勢電鉄線日生中央駅を通過し、北摂里山街道に入り、井補野で国道173号線に入り、北に走ります。井補野から先は、豊中・池田からの行き方と同じです。

※ほかにも、いくつかルートはありますが、いずれも急峻な山道が連続して過酷なため、おすすめしません。

豊能町(光風台・ときわ台)から

国道477号線で旧妙見ケーブル黒川駅前の丁字路を左折、兵庫県道605号を西に走り、知明湖キャンプ場、国崎せせらぎ広場を右にみて、兵庫県道604号線との交差点を右折、兵庫県道604号線を大阪府境まで、大阪府境の三叉路で大阪府道106号線に入り、大阪府道4号線(茨木能勢線)との交差点まで走ってください。(ガソリンスタンドと田尻農産直売所が目印です。)そこを左折し、大阪府道4号線に入り、名月峠を越えて、大阪府道4号線の終点まで走ります。

公共交通機関をご利用の場合

阪急宝塚線 大阪梅田駅・宝塚駅から川西能勢口駅まで乗車、川西能勢口駅で能勢電鉄線に乗り換え、山下駅下車。
または、JR福知山線(宝塚線)川西池田駅下車、徒歩約5分で能勢電鉄線川西能勢口駅へ、川西能勢口駅から乗車し、山下駅で下車。
いずれの場合も、山下駅から阪急バス「能勢町宿野」「豊中センター前」行きに乗車。

能勢町内からのアクセスにつきましては、銀鮒の里アカウントをお持ちの来園ご希望の方に直接ご案内いたします。


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